ハーフスクエアトライアングル32セットを素早く縫う方法
ハーフスクエアトライアングルについてはこれまでもお伝えしたことがありました。
動画にまとめていますのでよろしかったら見てくださいね!
今回作ることになったベッドランナーは Quick Change Book にある BURST というパターンです。
一見長さの異なるひし形を放射状にレイアウトしているようですが、ハーフスクエアトライアングルと同じ長さの辺の四角形を組み合わせてデザインされています。
有料のレシピなので詳しいメイキングは控えますが、はじめに同じ配色のハーフスクエアトライアングルを数柄で作ります。
動画で説明しているように、ハーフスクエアトライアングルは完成サイズよりやや大きめの四角い布を中表にセットし、対角線の両外側を縫いつなげたユニットの対角線をカットすることによって完成します。
このレシピの場合、完成サイズが3 1/2inch なので、それより大きい 4inch で作ります。
最もたくさん作る配色は、32セットになります。
ということは、4inch の四角形が並んだ状態にして対角線の外側を縫えば一度にたくさん縫うことができますね。
それでは図解しますね。
布の準備
- 土台布と配色布を16inch×16inch にカットする
- アイロンでしわを伸ばす
- スプレー糊で紙のような状態に固める
鉛筆で線を引く
- 土台布と配色布を中表に重ねる
- 一辺4inchの格子の線を引く
- その対角線を引きます
16inch で準備した理由がお分かりいただけたでしょうか…
二枚の布がずれないように、カットする線のところを待ち針で止めています。
対角線の外側を縫う
- 対角線の両側 1/4inch のところを縫う
この時 1/4inch でガイドする押さえを使いました。
縫い代をガイドする押さえはミシンの機種やメーカーによってさまざまなタイプがあると思います。
ガイドする押さえがない場合は、対角線の両側に対角線から1/4inch のところに線を引いて縫えばよいです。
曲がっているのは動画を取ろうとしたためです。曲がらないように縫ってくださいね!
パターンにカットします
ここで気をつけることは曲がらないことだけですね…
わりとギリギリなのでずれてしまうとほしいサイズに成形できないことも!
この時点で対角線がずれていたり、数ミリ片方の辺に違いがあると、のちのち三角形の頂点が合わずやり直しをしたり、納得のいかない仕上がりに甘んじなくてはならなくなります。
描いた通りに縫えば良いはずですが、縫いずれは避けられません。
成形の一手間が必要です。
中にはピッタリできあがるピースもあります。たくさん縫って慣れてきたら、成形はしなくても良くなるのかもしれません。
正確なサイズに成形
- 縫い代を濃い色の方に片倒しする
- アイロンは縫い目にアイロンの先を滑らせて軽く当てる程度に。バイアスなので押したり引いたりすると伸びて変形します。
ハーフスクエアトライアングルの成形用の定規を使い、3 1/2 × 3 1/2 に成形します。
この定規の使い方はこちらをどうぞ。
完成です。
まとめ
このテクニックには道具も必要ですし、使用する布も幾何学模様や無地、小花プリントのような柄合わせの要らないデザインに限られると思います。
ハーフスクエアトライアングルで組み立てられるデザインはたくさんあるので、これからミシンキルトを楽しんでいきたいと思われるなら、この定規はとても便利に思います。
日本で販売されているのか分かりませんが、いくつかサイズ展開がされているようです。
わたしは Amazon.com で買いました。
道具はテクニックの未熟なところをカバーしてくれたり、早く完成を見たい!という要望に応えてくれます。
使ってみてよかったと思うツールやテクニックをお伝えしていこうと思います。
来週購入した布が届くのが楽しみです!
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