ツリースカートを作る、後半です。
前回は、ミシンピーシングのテクニックを使って縫い合わせたブロックをカットして、手早く作ったパターンをピーシングしてトップを作りました。
今回は完成までを解説します。
ツリースカート50cmの用尺
- 配色布 30cm×10cm …3~4種類
- 土台布 布幅90cm~100cm …30cm
- 裏布 55cm×55cm
- 片面接着キルト綿(薄手) 55cm×55cm
- バインディングテープ 幅3.5cm×190cm※必ずバイアスで取ってください。市販のバイアステープでもよいです。
- ピーシング用糸 シャッペスパン#60 生成り※土台布に合わせます。
- キルティング用糸 今回はキングスターマルチカラー#16を使用しました。適度に光沢があり、基調は生成りでいろいろな色が入っているのでなじみやすいです。
その他準備するもの
2.5cm~3cmのインサイドベルトを30cm程度…キルティングガイドに使用します。
それでは解説します。
キルトトップを三層にする準備をします。
裏布と片面接着キルト綿を円に裁ちます。
完成したキルトトップが正円ではない可能性があるので、トップを型に裏布と接着キルト綿を取ってください。

トップの裏面に接着するように、片面接着キルト綿を貼ります。
片側の接着キルト綿を使えばミシンでのキルティングもずれにくいと思います。
スカートなのでぷっくらさせる必要はありませんから薄手のキルト綿が良いです。
裏布を重ね、待ち針などでトップと止めます。
このあたり画像を撮っていなくて申し訳ありません。もし質問があればコメント欄かメールでおたずねください。
縫い線を描きます
最初に作った型紙を当てて、外周を縫うラインを描きこみます。これでカーブになります。

円周の線を4等分した印を描きます。キルティングラインを描くのは省略します。

ミシンでキルティングします
ざっくり解説すると、15度の扇形の中心から円周の印(4か所)まで直線で縫います。
その際、縫う線は描かず、インサイドベルトをガイドに点と点を結びます。
印に針を落としたら、インサイドベルトを中心に向かってセット

インサイドベルトを歪まないように抑えながら、中心に向かってまっすぐ縫い進めます。

中心でUターン

中心から外側の次の印まで同じように縫います。

外周の印の外側を捨て縫いして次の地点に進みます。

次の点もまた中心に向かって同じように縫います。
続けて配色したブロックと無地のブロックの間に落としキルトをします。
次のブロックの内側の中心点に移動するときは一針捨て縫いをしてください。
下糸がなくなりさえしなければ、途中で糸を切る必要はありません。
形を整え印をつけます。
トップに合わせて、ツリーの幹を通す中心の裏布とキルト綿をくり抜き、裏布と接着キルト綿を切り離します。
バインディング(パイピング)の幅7mmに成形します。


バイアステープを作ってバインディングします。
バイアステープの幅は3.5cm、バインディング幅は7mmです。

中心のバインディングテープの前後は長くし、紐を作ります。

紐の先にヨーヨーキルトをつけて完成!

お疲れさまでした!

円周を大きくしてスカートを広げたり、ツリーの幹の上の方に結び付けてもゴージャスですね。
まとめ
ミシンピーシングのテクニックを使って作るツリースカートいかがでしたか?
はじめにミシンで複数の布を縫い合わせてからカットするので、ハンドのパッチワークと比較すると早くパターンを作ることができます。
それからはサクサクつないで円にするばかり…思ったよりかんたんではないでしょうか。
バイアステープは市販のものでもよいと思います。
バインディングが難しければ、かわいい柄の布を本体と中表に縫い合わせて、ひっくり返して返し口を閉じてもよいと思います。紐は付けなくても特に困りませんし。リバーシブルで使えてかわいいかも⁈
最後までお読みくださりありがとうございます!
Happy Christmas!
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