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ウオーキングフット押さえで直線キルティング/ビッグキルトのキルティング

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ウオーキングフット押さえでキルティング

ミシンキルティングを始める前の準備

キルトトップの準備


キルティングはキルトの中心から上へ、中心から下へ、中心から左右へ行うのが基本です。
特に大きなキルトは、端から始めると修正ができないほどズレてしまいます。

キルトラインを描く際に説明したように、大きなキルトにチョークパウダーでラインを描くので、キルトを折りたたむことによりラインが消えたりにじむのを想定して、一度に描かず3分割しました。


今回は二重の格子のキルトラインにするので、まず縦のラインから縫い始めました。
縦のラインも、上からではなく、中心から後方(手前)に向かって縫います。

画像の♥が中心位置です。
細い2本の線の中心に近い線を縫います。

2番目に縫うのはすぐ隣の線ではなく、次のチェックを構成する線です。

3番目、4番目、5番目も同じです。

大きなスペースを縫い留めておくことによって、ズレを最小限にできます。
それにより、7mm隣の線はストレスなく縫うことができるのです。

キルトの中心から後方キルトの中心から後方その2



画像の <> のラインをスライドさせてください。
黒い線がはじめに縫うライン、白い線が次に縫うラインです。

スライド画像を見てお気づきかと思いますが、中心から縫うと言いながら番号によって開始位置が違いますね。
中心から縫い始める場合、縫い初めの糸始末を考えておく必要があります。
あとからの動画で解説していますが、縫い初めに下糸を表に引き出しておきます。
これは、手縫い針で糸始末をするためです。
まっさらなところで処理するより、縫い目の際で処理する方が楽で継ぎ目が目立ちにくいのです。

キルトトップの準備その2

キルトトップはミシンの懐に収まりやすいように丸めるかたたんでおきます。

ビッグキルトのキルティング
ビッグキルトのキルティング

印を描いていない部分は画像のように折りたたむか丸めておきます。
わたしは大きめの、痕が付きにくいタイプの洗濯ばさみで止めています。
中心から左に向かって縫う際は、丸めておくより広げた方が縫いやすかったです。

ミシンの向こう側にできればテーブルを配置し、左サイドにテーブルと同じ程度の高さのサイドテーブル(の代わりになるものでもよい)を配置します。

とにかく、下に垂れ下がると重みでズレが大きくなる(時には動かなくなることも!)ので、それを回避する方法をいろいろ模索しています。

ミシンの準備

今回はJUKI職業用ミシンを使いました。

  • あらかじめボビンに下糸を巻いておく…作業が中断するのを最小限に抑えるため
  • 針は オルガン #14
  • 使用糸は オーリフィルコットン50wt…わたしの個人的好みです。
  • 縫い目は 2~3…重みで縫い目が小さくなることがあり、布の送り具合で変わるので狙った縫い目になるように調整しながら進めました。
  • 速度は 再低速…踏み込んでも暴走せず手元の作業に集中できます。
  • 縫い終わりに針が落ちている状態しておく…針が上がった状態で止めると必ずズレます。

その他の準備


目打ち、糸切はさみ、印をつけるペン、小さな定規、ピンクッションを手の届く場所に置いておく
手袋は必需品

わたしはオーディブル や YouTube で朗読を聴きながら作業をしています。
音楽は気が散りますし、ラジオはラジオの方に気を取られてしまうからです。
15分~20分おきに別のことします。
長い時間同じ姿勢でいると肩や腰が疲れるからです。


キルティング場面を動画にしました

ミシンワークの動画はたくさんありますし、ミシンキルトの制作動画も国内外問わずあげてくださっていて、とても参考になります。
けれども、動画はとてもよく編集されていて、そう、3分クッキングのように、それも上級者だからこそ上げてくださるわけで、とてもあのようにはできないのが現実です。
現実を見ていただく、この程度で大丈夫なんだ!ということを知っていただくために、動画をアップしました。
事前に部屋を片付けるのを忘れたので、ミシンに集中してご覧になっていただくと助かります。

ウオーキングフット押さえで直線キルティング

まとめ

ミシンキルティングは習うより慣れろ、とよく言われます。
ミシンに限らずなんでもそうですね。
カンペキを求めるのではなく、使い物にならないほどの失敗はしたくない、というところに手が届けばよいなあ、という気持ちで解説しています。
それはわたしの、ついこの間までの思いだったからです。
ミシンキルトをひとりでお作りになっている方の少しでもお役に立てればうれしいです。

ウォーキングフット押さえで直線キルティングは後半に続きます!

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