プラスキルトを作ろう!事前の準備はできましたか?
今回はミシンでピーシングする手順~布の裁断について解説します。
必要な道具と布の下準備については準備編をごらんください。
ミシンでパッチワークピーシングをする方法については各所で述べられていますし、お教室や各講座で学ばれた方もあると思います。
ここではわたしが試行錯誤をした方法を紹介していていますが、オープンソースとして共有してかまわないと判断したことは内容が重複しています。
いずれにしても初心者向けの内容です。
また、日本手芸普及協会で受講した協会オリジナルの資料に基づくチュートリアルは避けるように細心の注意を払いますが、問題があればお手数ですがお知らせいただくと助かります。
布をカットする手順
事前に布に水通しをしてアイロンをかけますが、新しく布を購入する場合は用尺が必要ですね。
よくお教室にいらっしゃる方に、どのくらい布を買えばいいの?とたずねられます。
ブロックの構造を理解しよう
プラスキルトの1ブロックの完成図です。
でき上りサイズは15cm×15cm
これを分解すると以下のようになります。
これをさらに分解すると
これをさらに分解すると
ミシンでパッチワークピーシングをする最大の特徴は、縫い代を込みで裁断することです。(例外もあります)
今回のプラスキルトの場合は、一つのピースの仕上がり寸法が5cmなので、それに縫い代をプラスした(縫い代1cmとする場合は)7cmの幅で、必要な長さに裁断します。長さの算出方法と、裁断は下図を参照してください。
配色布の裁断
配色布各ピースの出来上がりの寸法は
これに縫い代を足した図がこちら
1ブロックの用尺は幅7cm長さ22cmとなります。
少し余裕をもって準備してくださいね。曲がることもあるので…
土台布の裁断
1ブロックの用尺は幅7cm長さ44cmになります。
こちらも余裕をもってご準備ください。
全長44cmの長いストリップを作らなくても、無駄のないように分けてもよいですね。
例えば A+A+B+B を二本とか、AグループとBグループに分けるなど、臨機応変に。
作成ブロックの土台布がすべて同じ色なら、7cm×44cmを必要本数一気に裁断すれば早いです。
それもまた、ミシンキルトがスピーディーと言われる所以ですね。
布を裁つ方向について
図面で解説するために 幅 長さ と書きましたが、布は常に布目をタテに置きます。
タテ地の見分け方は、反物では布の耳が体に対して垂直になる方向です。
カットクロスの場合は、あまり強くない力で左右の指で引っ張ってみて、伸びにくい方がタテです。
それでは、どちらを7cmにしてどちらを長いほうにするのか?
素朴な疑問ですよね。
ジェリーロールという、2.5インチの幅で布幅いっぱいの長さにカットしたストリップが販売されています。
そこから鑑みれば、先ほど述べたとは逆に体に対して平行に布を置くことになります。
わたしは長い布(ストリップ)を裁断する場合は、長い方をタテ地にします。横向きはやはり伸びやすいからです。
けれども、今回のプラスキルトを例にすると、それだと柄が横向きになることがあります。
そういう場合は横向きにカットします。
また右のように柄合わせが必要な場合は、柄が見えるシート(パターンシート。クリアファイルにでき上り線を描いてみてもよいですし、紙をくり抜いて窓を作って見てもよいです。)で確認してよいところを切り取ります。
縫い代について
一般的にパッチワークキルトの縫い代は7mmとされているようです。理由はわかりません…教えていただいたのに忘れているのかもしれません。
パッチワーク定規にも7mmのところに赤い線があったり色が塗られています。
教室にいらっしゃる方は趣味で作りたいものを作るスタンスで、資格取得やコンテスト出品の目標は今のところありませんので、縫い代は1cmにされています。
皆さんハンドピーシングですが、7mmは計算しずらいのです。
カーブやアップリケは5mmにするなど、必要に応じて変えます。
わたしはミシンキルトはほとんどインチで作ります。
縫い代の計算とピーシングのつどの整形が一億倍くらい楽だからです!
今回ミシンピーシングで1cmの縫い代を想定した理由は、また後日解説します。
今日のところはこの辺で、ピーシングは次の機会に!
今日も読んでいただきありがとうございました。
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